一昨日のレッスンで小学5年生のⅭちゃんに「ねぇ先生~、クララ・シューマンって知ってる~?」と軽いノリで話しかけられました。
突然聞かれて思わず「えっ!何でⅭちゃん、クララ・シューマンを知ってるの??」と聞き返してしまいました。
Ⅽちゃんは学校の図書室でクララ・シューマンの本を読んだそうです。しかも繰り返し何度も読んだので彼女の生涯を熟知し、スラスラと分かりやすく話してくれたのです。
私がクララ・シューマンを知ったのは高校(音楽科)の実技試験でシューマンのアベッグ変奏曲を練習していた頃でしたから、まだ5年生の生徒さんが興味を持ちよく知ろうと熟読してくれたことに感激でした!「二人は結婚に大反対されて裁判沙汰になったんだよね」「当時有名ピアニストだったクララが夫ロベルトの曲を演奏会で弾いて世に広めたのよね」「シューマンの死後、ブラームスも献身的にクララを支えたのよね」と二人で会話がとても弾みました。
生徒さんと音楽の話ができるのは私にとって本当に嬉しいひとときです。
ピアノの演奏は、弾いて練習するだけでなく作曲家の生涯や時代背景を知ることで表現が深まりますので、伝記などを読むことはお勧めです。
Ⅽちゃん、今度ぜひシューマンの曲を弾きましょうね♪